2021年0月の記事一覧

岡山県井原市 タカヤ様2棟目のビル塗装をしています。

こんにちは!井原市にある㈱タカヤ様の会社ビルの塗装工事をしています。

前回1棟目の塗装工事をさせていただき、今回は横に隣接している2棟目です!

井原市のビル塗装現場

左隣にあるのが1棟目を塗装したビルです。キレイですよね!今回の塗装も同じ仕様と色も同じに仕上げます。

 

外壁はALCパネルで、高層ビルや大型店舗や大型の工場、倉庫などにはよく使われている外壁材です。スカイツリーもALCパネルです。

ALCパネルは、軽量気泡コンクリートと言われ、その名の通り気泡コンクリートなので軽く丈夫です。しかも燃えにくいので、大型の建物によく使用されている訳なんです。

ただ、雨漏りしやすい外壁材なのでメンテナンスが重要です。きちんとメンテナンスができていれば長くもちます。ALCは軽石のように小さな気泡があるから軽いのですが、それが雨漏りを起こしやすくしてしまいます。小さなクラック(ひび割れ)からでも雨水は気泡があることによってどんどん侵入していきます。なのでヘアークラック(髪の毛のように細いひび割れ)でも見逃してはいけません。塗装だけではふさがらないので、クラック補修がとても重要になります。

 

クラック補修は、ひび割れをV字にカットし、カットしたところにシーリングを充填するやり方です。クラックにシーリングを詰めるだけでは、また同じように割れやすいです。なのでわざと大きくカットし、弾力性があり、動きに追従できるシーリング材を詰めて割れにくくするのです。

 

クラック補修Vカット

 

クラックはヘアークラックと呼ばれる、髪の毛くらい細く目をこらさないと見えないものもあるので、分かるようにマーキングしています。最初に行う調査で図面にもどの箇所に何番のクラックがあるか書いていきます。

 

北面は塗装完成していました。

建物の塗装完成

キレイですね。吹き付けのように見えますが、ローラーと刷毛で仕上げています。既存の立体的な模様がそのままキレイに出ています。

 

サビ止めを塗装

右側は前回塗装した方の建物で、左側が今塗装中です。パラペット部分の塗装をしています。赤茶色はサビ止めです。サビ止めを塗装してから上塗りを2回塗ります。

 

塔屋部分一部青色に

建物の塔屋は一部美しい水色に塗装しています。

細かいひび割れひとつひとつを丁寧に補修しているので、建物が長くもちます。仕上りが楽しみです!

早島町三菱食品様 事務所の塗装工事、シーリング充填と階段塗装

こんにちは!三菱食品様の事務所塗装工事、2期が始まりました。

 

三菱食品様事務所工事

今回の塗装工事もまず、ALCパネル外壁のひび割れ(クラック)をUカットし補修材の充填、塗装は厚膜凹凸仕様で、厚膜をつける山あげを2回施工します。下塗りと山あげ2回と上塗り2回になるので、かなり膜厚になり、ひび割れが起きにくくなります。

 

Uカットし補修材を充填

最初の調査のときに、ひび割れているところにマーカーで分かりやすくマークを付けていきます。

ALCパネルのクラックは、細く小さく見つけにくいものも多くあるんです。でも、その細いクラック(ヘアークラック)でもALCパネルは雨がしみ込み雨漏りしてしまうので埋める処理が必要です。

Uカットといって、わざとクラックより大きくカットして、補修材を充填します。

 

Uカットし補修材を充填

壁に落書きのようにペイントされていますが、これだけたくさんのクラックがあったんです。小さいひび割れも見逃さず、丁寧に調査しています!

 

目地のひび割れ

目地のひび割れです。クラックの大きさが分かるように指をさしてみました。かなり大きく深いことが分かります。この部分は目地なので特に割れやすくなっている部分にはなるんですが、こちらも埋めて、割れにくくする必要があります。シーリング材を充填して処理します。

 

シーリング充填 シーリング充填

シーリング材を充填しています。シーリングを打っていき、あとからキレイに整えていきます。

塗装は、シーリング材が乾いてからできるので、先に鉄骨階段などの鉄骨部から塗装しています。

 

鉄骨階段のサビ止め 鉄骨階段のサビ止め

サビ止めを塗装したところです。この上から上塗り1回目を塗装します。錆止めもムラなく塗装しています。

 

鉄骨階段の上塗り1回目塗装

鉄骨階段の上塗り1回目の塗装です。この塗料が乾いたらもう1層重ねて仕上がります。

鉄骨階段などの鉄の素材は錆に弱いです。サビは見た目が悪いだけでなく、硬く丈夫な鉄でもサビで穴が開きます。階段もですが、鉄骨は建物を支える重要な部分です。雨にさらされるのは場所によっては仕方ないので、錆びさせないよう施工することが大事です。

 

施工管理者と職人の打ち合わせ

私が現場を見回っていると、現場管理している入江さんも来ました。職人さんと打ち合わせしていました。入江さんは現場の様子を見に行って度々確認をしています。職人も気になったことをすぐに聞いて解決することができます。シーリング充填作業が終わると塗装の下塗りの工程に入ります。またお伝えします!

カモイ加工紙様 スレート屋根の塗装と外壁コーキングの撤去

こんにちは!カモイ加工紙様の大型倉庫の塗装工事が始まりました。

ただいまの作業は、スレート屋根の塗装と、外壁のコーキングの撤去です。

 

大型倉庫の屋根

 

屋根が広いです。色が褪せているのが分かりますね。メンテナンス時期に達しています。ボルトも錆びているので、錆び止めをし、ボルトキャップをします。

 

屋根の上塗り

 

屋根の上塗り1回目を塗装しています。下塗りをして上塗り1回目(中塗りとも言う)です。

 

屋根の上塗り

 

屋根はなみなみになっているので、ローラーだけではでこぼこに入りません。刷毛も使いながら塗っていきます。職人さんは高所で作業するときは安全帯を装備して作業します。

 

外壁はコーキングの撤去作業をしています。コーキングはかなり劣化し切れていました。

コーキングの切れ

このコーキングを撤去していきます。カッターを入れて切り、引っ張って撤去します。

 

コーキングの撤去作業

コーキングはゴムのように伸び縮みします。劣化すると固くなり切れていきます。だいたい一般的なコーキングで8年くらいで交換が必要になります。紫外線に弱いので、日がよく当たる東と南面は特に切れています。今回、新しく打ち替えるコーキングは、オートンイクシードといって、グレード高いコーキングになります。耐久性がとにかく高く、なんと15年~20年もちます。メーカー保証もつくので安心ですね!

このオートンイクシードは住宅にももちろん使えます。住宅部門のリフォームサポート塗夢でも、コーキングにオートンイクシードを使うこともあります。

コーキングの撤去作業が終われば、養生テープを張り、バックアップ材を入れていきます。

バックアップ材を入れる

 

養生テープはコーキングを打つときに、美しいラインを作るために必要不可欠です。

コーキングを打ち替える作業は、打つまでの作業が大変ですが、仕上がりに大きく影響するのです。撤去作業も、古いコーキングが残らないようにカッターで丁寧に取り除きます。残っていると、新しく打ったコーキングがきちんと密着しないので切れやすくなります。

養生もゆがまないよう、真っすぐきれいに張っておかないと、コーキングが真っすぐになりません。

下準備を丁寧にすることは仕上がりにも影響しますが、長く持たせるというとても重要なところに繋がるんです!また報告しますね。